今年も1月15日(火)午後7時から、川口オートレース前にある 鎮守氷川神社で、どんど焼き・祈願串焼納祭が行われました。 |
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宮司様からの頂きましたお言葉です。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
あなたは今年何才?・・・。と尋ねられて間違える人がいたとしても、あなたの干支は?・・・と聞かれて間違える人はまずいないでしょう。 このように私たち日本人は特に「干支」には敏感に反応できるのです。「干支」は生まれたときに決定し、生涯変わらぬものとして記憶にとどまるものだからなのです。 正確には「十干(じゅっかん)」と「十二支(じゅうにし)」と別々に意味づけられているものが「十干・十二支」となり、これが省略されて「干支(えと)」と呼ぶようになりました。 おおよその人はその「十二支」の方におもきを置いているようです。 もともと「十二支は、中国から伝わったもの」ということは知っていても、我が国以外にタイ・ベトナム・モンゴル等にも「十二支」があるのをご存じの方は少ないのではないでしょうか。 また、日本でいう「亥(い)は猪(いのしし)」ですが、タイでは「亥(い)→猪(いのしし)の変わりに豚(ぶた)」「卯(う)→兎(うさぎ)の変わりに猫(ねこ)」となり、 ベトナムでは「牛(うし)が水牛(すいぎゅう)」、モンゴルでは「虎(とら)が豹(ひょう)」になるなど、その国おなじみの動物に当てはめるように変化しているところもとても興味深いところです。 さて、いよいよ本題に入りたいと思います。ご承知のとおり平成二十年の干支は「子(ね)歳」となり、多くの人が「子(ね)は鼠(ねずみ)」というとらえかたをしています。 しかし、ここでは皆様方がこの子歳をすばらしい一年にするために、どのような気持ちで過ごせばいいのか。また、「家族」や「社会」「日本」の将来を どのように考えたらいいのかを、「十二支」の神髄に触れながら解いていきたいと思うのです。 「十二」という単位は、東洋、西洋問わず、世界中に統一された一定の単位であります。詳しくは紙面の都合で省略いたしますが、簡単な例を挙げますと、 「一年は十二ヶ月」「十二時間の午前・午後」「一ダース十二個」などなど、枚挙にいとまがありません。 こうしてみますと、「十二」という数字にはとても深い意味があるように思えてなりませんでした。つまり、「十二支」はただ単に「十二の動物たち」というだけではなさそうなのです。 私は、子・丑・寅・・・の中に一定の、しかも何か関連したリズムを感じたのです。そして、色々な方向から見ているうちに、これには、広大な宇宙の神秘や、 人類の誕生、更には、人間が上手に生きてゆく教えが隠されていることに気づきました。今回は、そのうちの「子」についてお話をいたしましょう。 「子(ね)」は「種子(たね)・実(み)」を表し「子供」の「子」でもあります。つまり、物事の始まりや誕生を表すのです。「種子・実」はそのまま放っておくと、 千年や二千年経ってもそのまま変わりません。皆さんは、埼玉県行田市の「古代連」をご存じですか。あるとき地中深く眠っていた推定三千年前の「実」が掘り起こされ、 翌年自然発芽したものなのです。このように、「種子・実」は「土壌」や「水」「土」などなど、「発芽」するには様々な条件を必要とします。 しかし、「種子・実」は条件さえ整えば、やがて「大木」になったり、きれいな「花」を咲かせる可能性を秘めているといえるのです。 「子供は宝」というのもこれと同様のことがいえるからではないでしょうか。少しずつなにかが見えてきませんか。 そうです。皆様はそれぞれ、「夢」「目標」「目的」などたくさんの「種子・実」をお持ちです。しかし、放って置いては「百年」そのままなのです。 それを発芽させるには、どんな栄養を与え、どんな土や光を与えればいいのかを「子歳」は教えてくれています。また、何かを始めたり、何かにチャレンジしたり、 初心に立ち返ることの大切さなども、この「子歳」は気付かせてくれているのです。日本もそろそろ「初心」に立ち返る時期なのです。 「大」きな「和」の「国」を、「やまと」と読ませた先人の「心」。世界一麗しき山河有する国。蛙が池に飛び込んだだけで歌ができるようなあの時代、あの心に・・・。 次の「丑」は、糸偏をつけると「紐(ひも)」という字になります。「種子・実」から「紐」が出てきたことを表すのです。 つまり、これは「根」のことです。これは・・・。この続きは、いつかそっとあなたにお教えいたしましょう。 |
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